待ちに待ったフレッドシーガルでの発売日。
気に入った商品をどこよりも早く取り扱うことにこだわりをもつ、オーナー ロン・ロビンソン氏。
そのロン氏に敬意を表して、日本よりも先行して、ここロサンゼルスのフレッドシーガルで先行発売することになったのでした。
当日になっても実感がなく、「目立たない一角にひっそり置かれているだけかも・・・」
そんな不安を抱きながらフレッドシーガルへ向かいました。
フレッドシーガルにはロン・ロビンソン氏のオリジナルブランド「アポジア」を含むコスメゾーンがあります。
その中央の一番目立つところに、これまでに何度も見てきたあのパッケージが・・・。
チーフマネージャーのダニエルさんが、ニコニコしながら一生懸命ダオルのショーケースを磨いてくれています。
「こんな素晴らしい石鹸を私達のお店に入れてくれてありがとう」、そう言って私を歓迎してくれました。
実は、私の到着前にスタッフの方達に対してダオルエステティッククリームソープのデモがあったのですが、スタッフ全員、こんな泡は見たことがない、アメージング!と大絶賛だったのだそう。
そう、私は常々海外の石鹸には疑問を持っていました。
ホテルのアメニティの石鹸はもちろん、コスメショップで高級石鹸をいくつも買いました。
しかしそのどれも、いくら擦っても泡が立たなかったり、洗い上がりがガサガサになったり、汚れやメイクが全然落ちなかったり、満足のいくものではありませんでした。
どうやらこちらの人は固形石鹸で顔を洗うという習慣があまりないようで、石鹸と言えば手や体を洗うもの、洗顔は洗顔フォームが主流なようでした。
ならばと、1本100ドル以上する洗顔フォームも試したこともあります。
なるほど確かに突っ張りません、しかしヌルヌルしていて洗い流してもいっこうにさっぱりしません。これでは油で顔を洗っているようなもので、何か違う気が・・・。
こちらの人に、日本の本物の洗顔石鹸を教えてあげたい。
洗顔石鹸に対する認識を変えてもらいたい、とういう思いでやってきました。
しかし、固定観念を変えるというのは簡単ではありません。 製品には自信がありましたが、現地の人に受入れてもらえるかとても不安でした。
しかし今日、フレッドシーガルのスタッフの方達の笑顔と反応をみて「やった!」そう心の中でガッツポーズをしたのでした。
ロン氏はこの日のずっと前から私達の石鹸を使ってくれていて、髭も剃りやすいし、肌の調子もとってもいいと言ってくれました。
アメリカ人の肌でも、アメリカの水でも、私達の石鹸はその性能を十分に発揮し、受入れられた・・・。
それがとてもうれしく、フレッドシーガル発売開始の喜びとあいまって最高の一日となりました。